一華飾一仏 万灯照万尊 我仏座中台 笑歌響無門
宝滴063
本文
一華飾一仏
万灯照万尊
我仏座中台
笑歌響無門
形式
#漢詩風
カテゴリ
#8.比喩・諷刺・諧謔・引用
ラベル
#仏 #比喩 #曼荼羅 #密教
キーワード
#一花一仏 #万灯 #無門 #座中
要点
小さなものも大切にすると我は仏となり、全ての尊者や仏の中に喜びが響く。
現代語訳
一つの花が一仏を飾ると、万灯が万尊を照らす。我と仏が曼荼羅の中台に坐し、無限の場所に金剛笑菩薩の笑い、金剛歌菩薩の歌が響き渡る。
注釈
中台:胎蔵曼荼羅における中心部の中台八葉院
無門:境界のない自由な境地。
笑:金剛界曼荼羅における、金剛笑菩薩の笑い。
歌:金剛界曼荼羅における、金剛歌菩薩の歌声。
解説
比喩的に仏の世界を描き、形式を借りて喜びや遊び心を表現。
金胎不二の法門における法楽を描く。